本物の男になれる才能
甘えん坊は男の本能だ!
男性は生来の甘えん坊です。幼稚園児くらいの子供を観察していると男女の違いが本当によくわかります。親に甘えたい盛の男の子と女の子の場合でも、比べてみると圧倒的に男のほうが甘えん坊です。
甘えん坊は男の本質的性質なのです。
もしもあなたに甘えん坊の自覚があるなら、その性質はおおいに肯定してあげましょう。
甘えん坊だということは、あなたの持つ男性性が強いことの証拠です。
つまりそれは、あなたが本物の男になれる才能を充分に備えている証拠にもなります。
私は幼児教育にも強い関心があるのですが、「子供が親に甘える」という行為は、その人格形成に大きな影響を与えます。
甘えるということは、親からの愛のエネルギーを充分に与えられた子供は、やがて、これまで自分が親からもらった愛のエネルギーを、自らの周りの人達に与えられるようになるのです。
愛する女性の母性こそが、男の「愛のガソリンスタンド」
ただし大人になると、一つ大きな問題が浮上します。愛はエネルギーですから、周囲に放出すれば、電気やガソリンと一緒で使った分だけ減っていきます。どこかで愛のエネルギーを補給しなければなりません。
子供のころなら、母親がいつでもタダで補給してくれました。しかし、大人の男が、それも本物の男が母親に甘えている場合ではありません。親のすねをかじる暇があったら、親孝行の一つでもしましょう。
では、大人の男はどこから愛のエネルギーを補給すれば良いのでしょうか?
それは、パートナーの女性からです。愛する女性の母性こそが、男の「愛のガソリンスタンド」なのです。
周囲に放出して減ったエネルギーは、自家発電だけで補いきれるものではありません。あなたが本物の男として成長すればするほど、比例して愛の消費量も格段に増えているからです。
ですから、愛する女性と相思相愛の関係を築けないようでは、男の成長はストップしてしまいます。
あなたが、本物の男を目指すなら、潤沢な愛のエネルギーを補給してくれる女性の存在が絶対に不可欠なのです。
甘えん坊の達人になる意識
女性の母性から、愛を補給するためのテクニックが、彼女や奥さんの前で、子供のように甘えん坊になることです。「彼女が母親で、自分が子供」という位置関係が最も愛を補給できるのです。
愛の主体者として、人生をかけて女性を愛し抜く覚悟。
女性の母性から愛を上手に補給できる、甘えん坊の達人になる意識。
この二つが揃って初めて、愛し合う男女の間で、愛のエネルギーがたくましく循環するようになるのです。
もちろん、女性の母性本能をくすぐる良い甘えん坊だんと、マザコン男は全く別物です。どんなに甘え倒しても、マザコン男などと言われないように、あなたは「女性の役に立つ存在」として、男らしさに磨きをかけれければならないのです。