ペニスのコンプレックス
短小であることで馬鹿にされる
男性器が短小である事は、馬鹿にされる原因となります。馬鹿にされれば羞恥心を抱くのは、理性のある人間であれば当然のことです。
ではなぜ、短小であることが馬鹿にされるのでしょうか?
一つ目には、「大人になればペニスは大きくなるものである」という固定観念としての社会通念が存在する事です。
そして「大人の大きなペニス」の基準が何になるのかと言えば、普段目にしているペニスのサイズです。その多くがAVやアダルト雑誌で見るペニスです。
これでは正しい判断はできません。被写体となる男性のペニスは、多くの場合短小ではないからです。つまり、AVなどで見るペニスと比べて小さいとしても悲観する必要はありません。
ペニスが大きい男性は肝も太い?
二つ目には、古くからペニスの大きさは胆力の象徴とするような風潮があるからです。ペニスが大きい男性は肝も太いというのです。しかしこれは医学的な根拠はない事です。
しかし、短小であるペニスはたしかにしょんぼりとしているように見え、確かに見た目のい物ではありません。
三つ目は、“本当に短小である場合”です。“本当の短小”とは何かを知るためには、短小の定義を知らなければなりません。
女性の膣の深さは、7~8㎝であるとされています。勃起状態のペニスがこれより短ければ短小となります。奥まで届くことがないからです。
そのように短小であるために、セックスをしても女性に満足をさせることができず、このことが男らしくないとして馬鹿にされるのです。
ペニスがなければ子孫を繁栄させられない
女性を満足させられる男性と満足させられない男性では、当然満足させられる男性の方が通算で見た性交の回数は増えることでしょう。
このことから、子孫を残すチャンスに大きな差が出ることとなります。
女性とセックスをし、子孫を残すチャンスをつかむと言う点で劣っているということは、種の保存という生命としての役割を果たし切れていない、その意味で馬鹿にされることもあるのです。
短小が馬鹿にされる理由というのは、大体以上のようなものです。これを解消するためには、サイズアップのためのトレーニングを行ったり、医療機関に相談する事で改善を図る事が出来ます。
また、自分では短小と思って卑下していても実際にはそうではない場合もあります。主観で見る自分のペニスは、上から眺める格好になるため、どうしてもサイズが小さく見え、他人のペニスを見る場合には視線が地面に対して水平に近くなるので、サイズが大きく見えるものなのです。
自分では短小だと思っていても、鏡に映る自分の裸体を見てみると案外短小ではなかったと思う事があるのはこのためです。
短小でもセックスは出来ますし、子孫を残すための機能はきちんと果たしてくれます。他人から馬鹿にされてもあまり気にしない心のゆとりを持つのが一番の解決策でしょう。